抑えつける
今日も由仁町はまとまった雨で、
土は水を含みきれなくなってきております。

びちゃびちゃ。。。。。。
ビニールハウスでも、
地下水位が上がってきており
通路にも水が滲み出て来ております。。



強い雨になると
雨が窓から入らない様に、ビニールハウスの窓を閉め切る場合も多くあり、
栽培環境が高温多湿で、病原菌にとって条件が良くなって来ております。
毎年、当園で発生するのは、
葉かび病
灰色かび病
うどんこ病
の3大病害。
蔓延する前の予防作戦決行が大切になります。
まず、トップバッターは、
納豆菌の一種の「バチルス ズブチルス」君。
6月10日に一回目の散布を行いました。
ヘルメットをかぶって、納豆を振りまく納豆。。。
実際は、白色の粉で、それを規定倍率で水にとかして噴霧器
で規定量散布します。
こちら、日本で有機農産物の生産方法のルール
「有機JAS」規格で、使用を許されている資材であります。
つまり決められた使用方法を守れば使用しても「無農薬栽培」といっても
差し支えないと農林水産省が認めた農薬です。
ヘルメット納豆君がトマトの表面で縄張りを作って
病原菌を寄せ付けない効果を期待しております。
ヘルメット納豆君に牛耳られたトマトって、、、、、、
ちょっと気持ち悪い。。。と言う方もそうでない方も
まるほりトマトは良く洗ってからお召し上がりください。
つづいて、

やさしそうな顔だが注射針を構える佇まいが威圧的なお医者さん、
カリグリーン。
6月18日に散布しました。
炭酸水素カリウムが主成分で、それは食品や医療品にも使われているように
人や動物、昆虫、魚に安全性が高い物質です。
また、その分解したときに発生するカリウムイオンや炭酸イオンは自然界に広く
存在する為、環境にも優しいとされています。
その為、この資材も有機JASで有機農産物の生産での使用が認められている資材
であります。
さらに良い事に、病原菌を倒したあとに肥料としても機能するのでとても使いがいが
あります。
それでいて、病原菌の体にカリウムイオンが入り込み、細胞内のイオンバランスを崩して
細胞機能に障害を起こしてやっつけます。
パッケージのイラストが示唆するように、人に優しく、病気に厳しいお医者さんの用な薬です。
まるほり野菜園のトマトは有機JASの認定を受けた有機農産物ではありませんが、
農薬に関し、有機JASの認定において使用が認められている資材を選択して
安全と安心して食べて頂けるトマト作りに励みます。
商品の安全性に関する事は、これからもお知らせしたいとおもいます。
不意に忍び寄る危機。


予測、準備をすることで、
抑え込みます。
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